特集「ベトナムに進出する」

「特集 ベトナムに進出する」では、更に日本からの海外進出先として、今後注目を集めるベトナムを、非製造業の進出を検討する企業の観点から、様々な視点で分析し、情報を発信する。

プロローグ 危機管理大国ベトナム
~新型コロナ禍で、何故、ベトナムは世界最強だったか~

プロローグ 危機管理大国ベトナム~新型コロナ禍で、何故、ベトナムは世界最強だったか~
新型コロナ禍におけるベトナムの状況。2020年という年は、世界史に残る忌まわしい年であった。中国武漢から発した新型コロナウイルスが、世界を脅かしてパンデミックの恐怖を世界に広げ、世界のヒトの流れと物流に打撃を与え、経済に大きな損害を与えた。
これまで繁栄した企業が没落し、新型コロナ禍という激変した環境を生き抜いた新たな企業が勃興した。そして、おそらく、国家もまた、アフターコロナにおいて没落をするものと、勃興するものが現れるに違いない。
では、新型コロナ禍にあって、この新型コロナ禍を最小限に抑えた国々はどこだっただろうか?その一つが、ここに特集をスタートするベトナムである。

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独立を勝ちとるまでの多難なベトナム史
~中国からの侵略に対する抵抗~

独立を勝ちとるまでの多難なベトナム史~中国からの侵略に対する抵抗~
日本人ビジネスマンが勘違いする、ベトナム人の性格
ベトナムビジネスを開始するにあたり、日本人はベトナム人の性格を勘違いし、大きなビジネスでの失敗を起こしがちだ。
「ベトナム人は、素直で、農業国家日本の昔の日本人によく似ている。」
「中国人や韓国人と違い、ベトナム人は親日だ。」
確かに、このような日本人のベトナム人感は、完全に間違いだとはいえない。
しかし、もう一方で、ベトナム人の一面しか見ていないと、私は思っている。
まず、ベトナムビジネスを本気で考えるならば、ベトナム人の性格というものを正確に把握しておく必要がある。
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独立を勝ちとるまでの多難なベトナム史
~フランスからの独立、そしてアメリカとのベトナム戦争へ~

独立を勝ちとるまでの多難なベトナム史 ~フランスからの独立、そしてアメリカとのベトナム戦争へ~
植民地ベトナムのフランス支配と、反フランス抵抗運動
約1,000年の間、ベトナムは、中国の王朝に侵略をされ続け、これを撃破し続けた歴史を刻んだことは、前回の発信で語った。この中国の侵略に抵抗をつづけたベトナムも、19世紀後半に、やってきた黒船「フランス」の圧倒的な軍事力には抵抗しきれなかった。
そして、1885年。ベトナム全土は、フランスの植民地となる。
それまでベトナムを執拗に侵略し続けた中国の清は、イギリスの前に屈服し、ベトナム南部の鼻先にあるシンガポールは、イギリス大英帝国の貿易基地となっていた。欧米列強は、アジアを植民地として分割しはじめたのである。
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ベトナム戦争開戦から、ドイモイ政策へ
~世界に残したベトナム戦争と、カンボジア ポル・ポト政権の傷跡~

ベトナム戦争開戦から、ドイモイ政策へ ~世界に残したベトナム戦争と、カンボジア ポル・ポト政権の傷跡~
強大な軍事力に、外交戦が勝利した、ベトナム戦争
1965年11月。宣戦布告も行われないまま、第二次インドシナ戦争、すなわちベトナム戦争は、ベトナム民主共和国(北ベトナム)と、統治能力が崩壊したベトナム共和国(南ベトナム)に代わるアメリカ合衆国との間で、開戦した。
アメリカは、太平洋戦争で、圧倒的な物量と核兵器の力で、大日本帝国を制圧して無条件降伏に追い込んだ、その奢りから、ベトナム戦争もまた、圧倒的な軍事物量のチカラで、短期間に終戦をさせるつもりであったと言われている。
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ドイモイ政策 ~共産主義一党独裁とドイモイ政策~

ドイモイ政策 ~共産主義一党独裁とドイモイ政策~
共産党一致支配とベトナム
古くは、中国からの侵略を跳ね返し続け、現代にいたっては第一次インドシナ戦争でフランス、第二次インドシナ戦争(ベトナム戦争)でアメリカ合衆国を、撃破して独立を果たしたベトナム。
この小国ながら、大国の支配を自力で粉砕しつづけたベトナムは、その独立で、独立運動の中心であった共産党による支配を国際的に承認されたと解釈した。
共産主義というイデオロギーは、ソ連であれ、中国であれ、ベトナムであれ、必ずプロレタリア革命(ベトナムの場合は民族独立革命)の勝利という力を正統性の根拠にして、次のような共産主義を至上価値に据えた独裁理論を唱えるところに共通点がある。
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ベトナムのマクロビジネス環境
~実質GDP成長率7パーセントの高成長エリア~

ドイモイ政策 ~共産主義一党独裁とドイモイ政策~
ベトナムの総人口は2050年まで増大を続け、人口ピラミッドの黄金期は2040年まで続く
ベトナムの総人口は、1,648万人(在外ベトナム人を含む)。
日本は、既に人口減少に入り、少子高齢化が進行し、経済力が低下に向かっている国家である。中国もまた、日本のあとを追いかけている。一方、ベトナムは2009年~2019年で1.14%増と、人口増大国家である。
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ベトナムへの製造業進出最新情報

ベトナムへの製造業進出最新情報
ベトナムの日系企業進出は、ルイスの転換点を迎えた中国沿岸部リスクを意識した製造業からスタートした
ドイモイ政策が進行した現代のベトナムに対して、日系企業は、まず、製造業から進出をはじめた。
日本の製造業は、中国沿岸部の「世界の工場」に向けて、投資を行っていた。しかし、他方、中国共産党の意向によって引き起こされる反日運動に、日本企業は中国の政治的なリスクを感じ始める。
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ベトナムへの販売及びサービス業進出の好機
ENT規制の廃止事情

ベトナムへの販売及びサービス業進出の好機 ENT規制の廃止事情
ベトナム進出は、絶好の好機であるが、レッドオーシャンである
結論から言えば、今、ベトナムでの販売流通業や、サービス業への進出は、外部環境的に絶好の好機にある。一方、外部環境的な絶好の好機というのは、勿論、進出をしようとするヒトや企業のすべてにとって、好機だということを意味するから、これから、外資による競争は、激烈を極めることを意味する。そのため、進出を検討する場合、一刻も早く検討を開始すべきだろう。
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コロナ禍から急速な経済成長へ向かうベトナム

コロナ禍から急速な経済成長へ向かうベトナム
2020年9月 ベトナム ホーチミンより。
2020年初頭から2022年夏までの2年半。
コロナ禍に大きく世界が揺れ、僕も日本国内から外に出ることが出来ませんでした。20代前半でアメリカの大学院に留学のために渡米して以来、これだけ長い期間、生まれ故郷の日本にとどまったのは、はじめての経験でした。
この間、グローバルな活動をドメインとするURVグローバルグループの各国の法人も、国際間の行き来を止め、各地域は、ローカルのビジネスに集中し、意思疎通は、Zoomによる会議やミーティング・カンファレンスで実施をしてきました。
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