日本企業にとって、中国の政治的変質は、大きなグローバル志向の転機になっていると言えます。
鄧小平時代の改革開放路線のもとでの市場経済に進んだ中国の時代が終わり、集近平一強体制への移行し、中国を将来の世界最大の経済大国とみる見方に、大きな暗雲が差し込みはじめました。
「世界の工場」としても、世界最大の市場としても、日本企業における中国への期待は、大きく減退していることは事実です。
一方、宗主国の英国をGDPで抜いたインドは、今後中期的には、中国に代わる世界の注目度がアップするエリアであることは間違いないでしょう。
しかし、その社会構造や、多様な民族性から言っても、日本企業にとって、インドは中国よりもずっとまだ馴染みが薄いことも事実です。
そんな日本企業が、中国から目を転じ、インドへ至る予行練習のエリアとして、東南アジアは最も有望なエリアです。
行き来でも中国よりは遠いですが、アメリカやインド・EU諸国よりもずっと近いのが、東南アジア諸国です。
今、その東南アジア諸国の経済連合 ASEANのリーダー的な存在が、インドネシアです。
インドネシアは、東南アジア最大の経済大国であり、日本にとって今後、その重要度は大きく増してゆきます。
このインドネシアの可能性について、その歴史的な話も踏まえて、展開してゆきたいと思うのが、この「特集 経済大国インドネシア」です。
どうぞ、お楽しみに。
世界遺産ボロブドゥール遺跡は、奇蹟的に今に残った
世界遺産 ボロブドゥール遺跡
ユネスコ世界遺産に指定されている、インドネシアのジャワ島 ジョクジャカルタにあるボロブドゥール遺跡は、インドネシア観光の目玉です。
世界最大級の石造りの仏教寺院遺跡で、そこに近づくとその規模に圧倒されます。
観光地として、皆さんもインドネシアに行けば必ず訪れる場所ですし、御覧になった方も多いのではないでしょうか?
この遺跡の様子などは、様々な観光ガイドやサイトにも紹介されています。
しかし、このコンテンツではもっと深い部分に掘り下げて、このボロブドゥール遺跡を見てみたいと思います。…
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ユネスコ世界遺産に指定されている、インドネシアのジャワ島 ジョクジャカルタにあるボロブドゥール遺跡は、インドネシア観光の目玉です。
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