特集「香港チャイナ」

世界の経済の統計をとる場合、中国の指標に香港を含めるときに、そのエリアを、「香港チャイナ」あるいは、「チャイナ香港」と呼びます。

僕が、仕事ではじめて香港を訪問したのが、1991年。

このころの香港は、中国返還前。香港は、イギリス領でした。当時の香港は、貿易港として発展を脱して、世界の金融センターとしての経済力を謳歌していました。

その後、僕は、アメリカのウオール街で仕事に就き、イギリスのシティに本拠のある金融系コンサルティングファームのシニアコンサルタントに昇った関係で、香港は、アジアで最も出張が多い都市になりました。

このころには、既に香港は、中国に返還され、一国二制度のもとで動いていましたが、その後、香港は、大きく中国政治と経済にとりこまれていきます。

返還当初、香港の経済力単体で、中国全土の経済力に匹敵するチカラがありました。その後、中国が飛躍的な経済成長を遂げる中で、香港の位置づけは、今では、中国の有力都市のひとつになり、政治的には、中国共産党の極めて強い支配下に組み込まれてきました。

今、一国二制度は、既に、過去の体制となりました。

そんな香港で仕事をしている中で、僕が最も気を遣っているのが、香港の独立志向に立つ民主的な考えの方と、中国に組み込まれる志向を持つ方との、お付き合いの両立です。

このような意味で、香港は、僕がはじめて訪問した時から、アジアで最も政治体制がドラスティックに変わった都市だと言えるでしょう。

特集「香港チャイナ」では、僕が、約30年間にわたって見つめてきた、香港という僕が愛する都市の変遷と、そこでのビジネスを発信したいと思います、

ご期待ください。

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