企業経営情報オウンドメディア「辻説法かわら版」では、新型コロナウイルスに関する、政府の緊急経営支援策の最新情報を発信いたします。
持続化給付金に関する制度概要について、現時点での情報をまとめました。
あくまで現時点で公表されている内容なので,今後も変更される可能性があります。
最新の情報は随時、更新していきます。
1 対象となる方
- 個人事業主、フリーランス、会社経営者
- ここ最近、売上が急減している方
2 どう考えるか
- 判定の対象月は今年のいずれかの月の売上を基準とする
- 提出資料は売上台帳や試算表
- 申請はオンライン申請が主流と思われる
- 支給開始は最短5月から
- 申請してから支給までの期間は最短7日間
3 持続化給付金とは?
- 業種問わず、今年のうちいずれかの月の月商(利益ではない)が前年から2分の1以上減少した個人事後輸主や中堅・中小企業を対象
- (2019年の総売上)-(2019年比のマイナス50%以上の月の売上×12か月)=昨年と比べた売上減少額<100万円(個人)、200万円(法人)
- 補償上限額は個人事業主やフリーランスが100万円
- 中堅・中小企業は200万円
- 資金の使途は問わない
- 130万件の給付を想定。約2.3兆円の予算を確保
- 給付金なので返済不要(もらえるお金です)
- 課税されません
- 申請窓口はまだ未定
- GbizIDは必要ない
計算の具体例
売上額
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | |
2019年 | 80万円 | 85万円 | 110万円 | 120万円 |
2020年 | 100万円 | 70万円 | 60万円 | 50万円 |
1月は、今年の方が売上が増加しているので非該当
2月と3月は、売上が減少しているが、50%以上の減少ではないため非該当
4月は、50%以上の減少であるため、該当
この方(会社)の場合、4月だけが該当します。
どれかひと月でも該当すれば、持続化給付金の受給対象となります。
4 いくらもらえるの?
先の例で考えます。
- 該当する月は4月なので、4月の減少額を見ます。
50万円-120万円=▲70万円 - 1.の金額を基準として、1年分の売上減少額を計算します。
▲70万円×12か月=▲840万円つまり、この方(会社)の場合、年間840万円の売上減少が予想されることとなります。では、この840万円全額が補償されるのかというと、そうではありません。
1年間の減少見込額と以下の数字を比べます。
個人事業主又はフリーランスの方 100万円
法人 200万円この金額と比較して、小さい金額が補償されます。
先ほどの方が個人事業主だと100万円、法人だと200万円が給付されます。