サブスクリプションって、何なのよ?

《 あいりちゃんの独り言 》
会社を作ってから、友人の紹介で、私の得意なデザイン力を活かして、知り合いの会社のホームページを、一件受注し、完成させました。

それで、初めて、自分の会社に売り上げの入金がありました。その時は、とっても嬉しかったのですが・・・。

でも、そのあと、次の受注が続きません。毎月の経費は、どんどんかかるし、だんだん、会社の資本金も減少していきます。

ううう・・・。独立するって、本当に大変。

サラリーマンなら、自分の仕事をしていれば、次々に営業担当の人が仕事をとってきてくれるけど、自分で会社を経営すると、自分の仕事を続けながら、次の仕事を獲得するための営業も並行して自分が行わないと、売り上げが続かないのよね。

ああ・・・大変。もう、あっぷあっぷ状態。

こんなことを考えていた日の夕暮れ。あわわの辻に、あいりちゃんが差し掛かると…

あら不思議。

あいりちゃんは、陰態の世界にある、あわわの師さんの書斎に入り込んでしまいました。膨大な蔵書がある、あわわの師さんの書斎で、あいりちゃん、師さんに、悩みの相談をします。

あいりちゃんと学ぶ、サブスクリプション

あいりちゃんのりさん!どうしよう。

会社での受注が続きません。受注をして仕事をした時には、大きな売り上げが入るのですが、それが続かないんです。

あわわの師さんあいりちゃん。
会社を作って、早い段階で、それに気づいたことは、とてもよいことじゃのう。
事業計画を詰めて考えていないと、誰しもが、独立をしてぶつかるのが、その問題じゃな。

ではの。ここで、ヒントを、一つ、与えようかの。

サブスクリプション、という、ビジネスモデルを自分で調べてごらん。いいヒントになると思うのじゃよ。

サブスクリプションって、何なのよ?

サブスクリプション。略称、サブスク。

一定額を支払えば、一定のサービスを継続的に利用できるサービスのこと。

例えば、音楽の一定期間の定額配信。
例えば、雑誌の定期購読。

これらは、すべてサブスクリプション型のビジネスモデルだ。

ここでは、音楽の定額配信の事例で、サブスクを、より深く考えてみよう。

音楽をCDで、販売したとする。このとき、CDの価格が3000円であったとすると、その中に収めている音楽を聴く権利を、一括して3000円で販売したことになる。購入者は、3000円を一括で支払う代わりに、その後、そのCDを持っている限り、その10曲の音楽をいくらでも聴くことができることになる。

一方、販売する会社は、一括して3000円を売り上げ、その後は、そのCDで購入者がいくら音楽を聴いても、売り上げにはならない。

一方、サブスク型の販売は、そのサービスの対象となる曲(この曲は、数千曲とは数万曲という単位の、非常に大きな曲数)を、視聴者に毎月定額で(例えば、毎月500円としよう)、視聴者が退会するまで自由に聞ける権利を売ることになる。

視聴者から観れば、3000円を一括で支払って、10曲を永久に自由に聴ける権利と、毎月500円づつ支払えば、膨大な曲の中から支払いを続ける限り自由に音楽を聴ける権利の、どちらをえらぶだろうか?

現代の消費者は、圧倒的に後者を選ぶ人の数が多い。

そして、インターネットにおけるデータ配信量の莫大な増大という事情によって、消費者が低コストで音楽配信を受けることができるようになったこともあり、サブスク型の顧客数は、大きく増大しているのである。

一方で、サービス提供側の企業が、サービス(ここでいう配信できる音楽の楽曲数)を刻々と増大させていけば、消費者は、解約をすることなく、契約を継続する。顧客の継続が続けば、一人の顧客が支払う価格の総額(ここでは、毎月500円×継続月間数で算出される)が、時間の経過とともに大きくなる。

こうなると、顧客数の増大と、一人当たりの顧客が支払う価格の総額の積によって算出される総売上高は時間の経過とともに増大する。

企業の売り上げは、商品の単価を下げても(ここでは、CDの価格3000円から、毎月の価格500円に下げること)、右肩あがりの業績を実現できるのである。

あいりちゃんそっか!
私は、ホームページの制作を行って、そこで売り上げをお客様からいっぺんに頂戴してしまえば、その後、お客様がいくらホームページを使っても、売り上げにならないものね。

サブスク型のビジネスモデルを、ホームページ制作というビジネスに応用すればいいのね。

あわわの師さんそうじゃな。例えば、ホームページの制作は、決して、初期の公開までがすべてではないわけじゃ。
会社の発展によって、どんどん、ページを増やしていく必要がある。この点に着目し、製作サービスを、サブスク型の商品価格構成に変更するということも一案じゃな。

そうすると、顧客の暫増と継続期間に比例して、売り上げ総体が向上し、会社の業績は安定するわけじゃ。

これが、サブスク型へのビジネスモデルへの転換じゃな。

自分のサービスモデルをよく考え、商品設計と価格構成を考え出すことじゃな。

あいりちゃん見えてきました。ヒント、ありがとうございます。

考えてみます!

関連記事

  1. 韓国クラウドビジネス編 第6話「ビジネスモデル、稼働」

  2. あいりちゃんと学ぶ経営の基礎中の基礎

  3. 富裕層の戸建て住宅・別荘や、タワーマンション向けに、夢のようなお風呂を創り上げる、お風呂の専門企業 株式会社フリーバス企画。

    今、新型コロナ禍のお家関連消費需要を追い風に、新しいWebマーケティング戦略を仕掛け、これまでの受注の中心だった住宅メーカーやリホーム会社からのルートセールスによる受注案件を従来通り重視しつつ、新たなサイト戦略で、着実にBtoCマーケティング で、個人のお客様の琴線にふれ、直接受注の増大に成功を続ける。

  4. 数々の有名リゾートホテルや、財界人の住宅の総合設計を手掛ける建築家、佐竹永太郎氏が率いるクリエーター企業

  5. 起業編 第8話「決断の要因」

  6. 「肉」を食の中心テーマとして、渋谷を本拠地に、沖縄国際通りの一等地に出店を広げる、株式会社アットジーセンスエンターテインメント。新型コロナ禍でも組織体制を強化し続ける、「強き飲食企業」を率いる若き経営者を、インタビューで直撃する。

  1. ニューヨークウォール街ビジネス始動編 第2話「迷路」

    2021.10.02

  2. ベトナムへの販売及びサービス業進出の好機 ENT規制の廃止事情

    2021.09.29

  3. 女性起業チャレンジ制度のグランプリ受賞、DBJ女性起業新ビジネスプ…

    2021.09.07

  4. ニューヨークウォール街ビジネス始動編 第1話「回顧」

    2021.08.28

  5. 特集「M&Aを正しく活用する時代」

    2021.08.22

FOLLOW US

辻説法かわら版の公式Twitterで最新記事をチェック!